韓国旅行を計画しているとき、ふと「旅行中に生理がかぶったらどうすればいい?」と不安になる方もいるでしょう。
韓国では一部の文化において生理がタブー視される傾向があり、公の場では生理に関する話題を恥ずかしいと感じられることが多いため、海外旅行中ともなれば心配ですよね。
この記事では、韓国でのトイレ事情や生理用品はどこで買えるのか?また、温泉旅行で生理になったらどうすればいいか?等の疑問に答え、生理でも安心して旅行を続けられる情報をお届けします。
- 韓国での生理に対する文化的なタブーや捉え方
- 韓国のトイレ事情と生理用品の処理方法
- 韓国で生理用品を購入できる場所や価格
- 旅行中に生理と重なった際の対策や温泉利用のポイント
韓国旅行で生理が心配。韓国のトイレ事情
第1章で解説すること
- 韓国では生理が恥ずかしい?タブー視される生理事情
- 韓国のトイレで生理用品はどうしたらいい?
- 韓国のトイレは古くて臭い?
- トイレットペーパーは流せないって本当?
- 韓国で生理ナプキンはどこで買える?
- 韓国の生理用ナプキンは高いって本当?
韓国では生理が恥ずかしい?タブー視される生理事情
韓国では、生理に関する話題が控えめに扱われる傾向が今も一部で根強く残っています。
これは、生理を「汚れ」として捉える伝統的な考えが長く影響してきたためで、特に職場や学校などの公の場では、生理について話すことを避ける人が多いのが現状です。
そのため、ナプキンやタンポンなどの生理用品も、周囲に気づかれないように持ち運んだり取り扱ったりするのが一般的とされています。
一方、近年ではこうしたタブー視を緩和しようという動きも活発になりつつあります。例えば、一部の広告では「生理」という言葉を直接使ったり、生理用品を「健康をサポートする製品」として再定義する企業も出てきました。
これにより、性別や年代に関わらず、生理について社会全体で理解を深めようという取り組みが少しずつ進んでいます。
このように、韓国ではまだ生理について控えめな文化が見られますが、徐々に偏見を取り除き、誰もが話しやすい環境づくりが進行中です。旅行者としても、必要に応じて生理に関する話題を持ち出すことにそれほど気後れする必要はありません。
むしろ、このような変化のおかげで、旅行中も生理について相談しやすい場面が増えてきていると言えるでしょう。
韓国のトイレで生理用品はどうしたらいい?
韓国のトイレで生理用品を捨てる際には、いくつかの点に注意が必要です。基本的に、使用済みの生理用品はトイレットペーパーと一緒に流さず、必ず備え付けのゴミ箱に捨てるようにしましょう。
韓国では、トイレの排水システムが生理用品を流すことに適していないため、流してしまうと詰まりの原因になります。
トイレの個室内には通常、サニタリーボックス(生理用品専用のゴミ箱)が設置されています。特に新しい施設ではほとんどのトイレで見かけますが、設置されていない場合もあるため、確認が必要です。
また、公共のトイレでは、稀にトイレットペーパーが備え付けられていないこともあるので、ポケットティッシュを持ち歩くと安心です。
多くのデパートやショッピングモール、観光施設のトイレは清潔で設備も整っており、旅行者でも利用しやすい環境が整っていますが、古い施設や地方のトイレでは、サニタリーボックスが設置されていないこともあります。
そのような場合には、使用済みの生理用品を小さなビニール袋に入れて持ち歩き、後で適切な場所で処分するのが良いでしょう。
旅行中でも安心して過ごせるよう、少しの準備と工夫で快適に過ごせるようにしておくことをおすすめします。
韓国のトイレは古くて臭い?トイレットペーパーは流せないって本当?
韓国のトイレに関して「設備が古くて臭う」「トイレットペーパーを流せない」という口コミを目にすることもありますが、実際の状況は施設によって異なります。
空港、ホテル、大型デパート、地下鉄駅などのトイレは基本的に清潔で設備も整っており、トイレットペーパーも流すことができる場合が多いです。観光エリアや新しい施設では、不便を感じることは少ないでしょう。
ただし、古い建物や小規模施設では排水システムが改善されていない場合もあります。そのような場所では、トイレットペーパーを流すと詰まりの原因になることがあります。判断の目安としては、以下の通りです:
- 個室に大きめのゴミ箱がある場合:トイレットペーパーは流さず、ゴミ箱に捨てる。
- ゴミ箱がない場合:トイレットペーパーは流しても問題ない可能性が高い。
また、扉や壁に「紙を流さないでください」などの注意書きがある場合もあるので、指示に従うのが安心です。こうした違いに気をつけることで、旅行中でもトイレを快適に利用することができるでしょう。
韓国で生理ナプキンはどこで買える?
韓国で生理ナプキンはどこで買える?
韓国で生理ナプキンを購入するには、ドラッグストアやコンビニ、大型スーパーが便利です。特に都市部には24時間営業の店舗も多く、緊急時にも安心して利用できます。
まず、韓国で広く展開されているドラッグストア「オリーブヤング」には、種類豊富な生理用品が揃っています。オーガニック素材やヴィーガン認証のナプキン、ショーツ型など、さまざまなタイプがあり、選択肢が多いのが特徴です。他にも、「LOHB’s(ロブス)」や「LALAVLA(ララブラ)」といったチェーンでも購入できます。
また、CUやGS25、7-Elevenといったコンビニエンスストアでも、生理用品を24時間購入可能です。ただし、コンビニには基本的な種類のみが揃っていることが多いので、こだわりのある方はドラッグストアや大型スーパーを訪れると良いでしょう。
さらに、「イーマート」や「ロッテマート」などの大型スーパーには広い生理用品コーナーがあり、まとめ買いにも適しています。価格も比較的お手頃なため、旅行中に必要な分を購入するのにも便利です。
韓国の生理用ナプキンは高いって本当?
韓国での生理用ナプキンの価格は、日本と比べてやや割高です。
具体的には、韓国で販売されている生理用ナプキンの価格は日本の1.5~2倍ほどに相当します。例えば、16個入りのパックは約8,600ウォン(日本円で約800円程度)で販売されていますが、日本では同じ個数が300〜400円程度で購入できることが多いため、かなりの価格差があります。
そのため、韓国旅行の際には、あらかじめ必要な生理用品を日本で用意して持参するのがおすすめです。旅行中に安心して過ごせるように準備をしておくと良いでしょう。
韓国旅行中の生理でもがっかりしないで【対策3選】
第2章で解説すること
- 生理中にゆっくりできる観光スポット
- 温泉旅行で生理になったらどうすればいい?
- 旅行中に生理がかぶる場合はどうする?事前対策
生理中にゆっくりできる観光スポット
生理中の体調が優れないときでも、韓国には無理せずゆったり過ごせる観光スポットがたくさんあります。気分転換をしながらリラックスできる場所を選ぶと良いでしょう。
まず、ソウルのカフェ巡りはおすすめです。特に、聖水洞(ソンスドン)や益善洞(イクソンドン)はおしゃれなカフェが集まるエリアで、静かでリラックスできる雰囲気が漂っています。多くのカフェにはソファ席があり、体を休めながらドリンクやデザートを楽しむことができます。
また、広大な漢江(ハンガン)公園も、生理中のリラックスにぴったりのスポットです。公園内のベンチで川の流れを眺めたり、軽い散歩をしながらゆっくり過ごせます。天気の良い日には、ピクニックを楽しむ人々で賑わい、のんびりした雰囲気が魅力です。
さらに、韓国の伝統的な家屋を改装した韓屋(ハノク)カフェもおすすめです。伝統的な韓国建築の趣を楽しみながら、落ち着いたひとときを過ごせます。特に北村韓屋村や益善洞のエリアに多くあり、韓国らしい風情を感じながらゆったりと休憩できます。
温泉旅行で生理になったらどうすればいい?
韓国の温泉地では、「スパ」や「チムジルバン」が人気で、ホテルの温泉や日帰り温泉施設も多くの人に利用されています。しかし、旅行中に生理が重なってしまうこともあります。その場合、衛生面の観点から、大浴場の利用は避けるのが一般的に推奨されます。
もしどうしても入りたい場合は、タンポンを使用することが選択肢となりますが、気になる場合は足湯などの代替を利用すると良いでしょう。
多くの温泉施設やチムジルバンには、足湯エリアが設けられているため、生理中でもリラックスした時間を楽しむことができます。例えば、釜山にある「スパランドセンタムシティ」では、屋外にある温泉水を使った足湯が人気で、開放的な雰囲気の中で温泉気分を味わえます。
また、多くのチムジルバンやスパ施設では、足湯や温かい床に横になってリラックスできるエリアもあるため、体を温めながらくつろぐのにぴったりです。
旅行中に無理をせず、代わりの楽しみ方を見つけて過ごすことで、生理中でも温泉旅行を快適に楽しむことができるでしょう。
旅行中に生理がかぶる場合はどうする?事前対策
旅行中に生理が重なると不安が増してしまうこともありますが、事前に対策をしておくことで安心して旅を楽しむことができます。以下のポイントを押さえて準備しましょう。
まず、生理日が旅行期間と重なりそうな場合は、医師に相談してピルを処方してもらい、生理日を調整する方法があります。ピルの服用に慣れていない場合でも、事前にクリニックで相談し、適切な服用方法を確認しておくと安心です。
次に、生理用品を多めに準備することも大切です。夜用や吸収力の高いタイプのナプキンを用意することで、長時間の移動や観光中も心配なく過ごせます。さらに、替えの下着や服も用意しておくと、万が一の際にも焦らず対応できます。
また、旅行中は冷えも大敵ですので、カイロや腹巻きなど温めグッズも持参すると安心です。服装は黒っぽい色のものを選ぶと、万一汚れても目立ちにくく、心理的な不安も軽減されます。
このように、事前の準備をしっかり行っておくことで、旅行先で生理が重なってしまっても心配せずに旅行を楽しむことができるでしょう。
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韓国旅行で生理中も安心して過ごすためのポイント
- 韓国では生理に関するタブー視が一部に残っている
- 近年、生理に対する偏見解消の動きが進んでいる
- トイレで生理用品は流してはいけない(日本と同じ)
- 古い施設ではトイレットペーパーを流せないトイレがある
- 個室にゴミ箱がある場合、トイレットペーパーは流さない
- トイレの扉の注意書きを確認することが大切
- 生理ナプキンはドラッグストアやコンビニで購入可能
- 韓国の生理用ナプキンの価格は、日本と比べてかなり高い
- 生理中にリラックスできる観光スポットも多い
- 生理中に温泉やチムジルバンでは大浴場利用は避ける
- 温泉やチムジルバンの多くは足湯も完備している
- 旅行前にピルで生理日を調整することも可能